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さよならミック・カーン

2011/01/07 10:15:49
 かれこれ30年も前になる。「JAPAN」という名のイギリスのロックバンドを知ったのは。それは、かなり衝撃的だった。

 今でいうビジュアル系のはしりのようないでたちで、ボーカルのディビッド・シルビアンの美しさと妖艶さに、あっけなくとらわれた。名前の通り、彼らは大の日本びいきで、デビュー後間もなく来日コンサートを行い、わたしは友人と大阪公演を2年連続で観に行った。ミック・カーンはベーシストながら、独特のマリオネットのようなパフォーマンスで、ステージ狭しと動き回っていた。

 当時のわたしは「JAPAN」が載った雑誌を買いあさり、写真集でみたロンドンの公園の石畳にあこがれて、一緒にコンサートに行っていた友人とイギリスまで行く始末。20歳の時だった。10日間ほどのパック旅行だが、今振り返るとずいぶん思い切ったことをしたものだ。

 数年後、彼らの音楽はわたしにとって徐々に難解になってきて、少しずつ遠のき始めた。バンド解散後、映画の中で使われたり、日本のミュージックシーンにちらりと登場したりするのを遠巻きに眺めているうちに今日、新聞でミック・カーンの訃報を見つけた。

 「英ロックバンド『ジャパン』ベーシストのミック・カーン氏、がんのためロンドンの自宅で死去。52歳。」

 唐突で、早過ぎると思った。しかし、昨年の6月には公式ホームページで進行性のがんであることを公表していたそうだ。約半年の月日が彼にとって少しでも幸せな時間であったことを祈りたい。                                           (和泉 加奈江)
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