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里山で「初日の出ご来迎」

2011/01/05 12:08:05
里山で「初日の出ご来迎」
 高松市円座校区地域ふれあい交流事業推進委員会(谷川武憲会長)は1月1日、堂山展望台(標高274・2メートル)で「初日の出ご来迎」を行った。地域住民に「堂山の展望台から初日の出を迎え、新年を祝いましょう」と呼びかける恒例行事。

 午前6時、堂山のふもとにある綱敷天満神社前に集まり、懐中電灯片手に展望台に上った参加者約80人は東の空を見つめて、その時をじっと待った。初老の男性が「この季節、お日さんは屋島や八栗より南方の山から出てくるよ」とアドバイス。

 7時21分、東空を流れる雲がうす赤く染まり、まるでおぼろ月のような丸い光が昇ってきた。「初日だ」「お日さんや」「今年は見えた」などなど、展望台は興奮気味な声に包まれた。弾む声は「卯の年」にぴったりのよう。

 太陽はぐんぐん、高く高く空を昇っていき、瞬く間に稜線(りょうせん)から離れた。黒い雲に覆われた空を見え隠れしながら、太陽は悠然と動いている。時計の針は7時34分を指していた。

 東空の雲間に初日が赤く輝いている。展望台では、声高に話す人、じっと空を見つめる人、盛んにカメラのシャッターを切る人など…、新年は明けた。

 「初日の出ご来迎」の行事は、国旗掲揚や万歳三唱など盛りだくさん。参加者は明るくなった展望台で、互いに名前は知らなくても和やかに顔を見つめ合って交流の輪を広げながら、満足感いっぱいの足取りで同神社前に戻って行った。

 参加者は同神社前で、堂山のふもとの上所下自治会など地元住民が作った温かいあめ湯の接待を受けたあと、家路に急いでいた。地元住民のさまざまな献身的な奉仕活動で「初日の出ご来迎」の行事は、事故もなく無事終えることができた。

 同自治会の山田正己さん(72)は「地区の人たちは互いに日ごろから助け合って暮らしている。声をかけたらすぐ寄ってきてくれる」とうれしそうに話す。隣近所のつながりが稀薄になりがちな近頃、地域コミュニティーの大切さも教えられた「地域ふれあい交流事業」だった。                                           (野網 則子)
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