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竹から生まれた「たけとりひめ」

2010/12/27 10:38:45
竹から生まれた「たけとりひめ」
 竹から生まれた「たけとりひめ」。まんのう町仲南地区には約200ヘクタールの竹林があり、昔からタケノコの町と言われてきた。

 当時は、タケノコの収入で家(タケノコ御殿)を建てたり、娘の嫁入り道具を調えたリするほどだったとか。しかし、後継者不足や安価な輸入タケノコの普及などで、放置竹林が増えるようになってきた。

 そこで、仲南町森林組合(合併後も名称は従前通り)では、組合員らに伐採竹を利用した「バイケミ農法」の導入を奨励している。これは、伐採竹を植繊機という特殊な機械にかけて作った「竹パウダー」を農地に散布すると、土壌が改良され、糖度の高い、おいしい食材が収穫できるという農法だ。

 竹の殺菌力が作物を病気にかかりにくくし、農薬の使用量が削減されることがメリット。また、竹パウダーが有機土壌改良材(肥料)となり、化学肥料の使用量も減ること、さらに、竹に含まれるアミノ酸が作物の糖度を高めることなどの利点を活用する農法だと言う。

 同組合は、この竹パウダーで栽培した農作物や果樹を町の特産品にすることで、放置竹林の整備と町特産品開発の一石二鳥を図ろうというのだ。

 2006年には、同町新目の松園正幸さん(80)と見間勤さん(79)がパウダー米(品種・コシヒカリ)を初栽培。「たけとりひめ」と名付けて限定販売を始め、好評を得ている。以来、栽培者も少人数だが徐々に増加、仲南産直市と塩入温泉で限定販売され「うま味があっておいしい」と、人気があるそうだ。

 同組合では「仲南竹栽培推進協議会」を結成。竹パウダーを「たけとりひめ」という名称で商標登録。これを一定基準以上使って栽培した農作物を「竹栽培農作物」と認定した。農家にその栽培を勧め、米のほかアスパラガス、トマト、モモ、野菜類も認定され、期間限定で好評販売中だ。

 竹から生まれた「たけとりひめ」が、町活性化の一助を担っている。                                         (香川 佳子)
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