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渡辺姉妹 古里の合唱団に花

2010/12/13 14:29:28
渡辺姉妹 古里の合唱団に花
 “仲良く楽しく”をモットーに活動するコーラスグループ「昭和混声合唱団」(福森誠一代表・会員70人)は12月12日、綾川町畑田の昭和公民館ホールで「5周年記念コンサート」を開いた。

 同合唱団は、2006年に地元の中西洋三さんと渡辺尚子さんの2人を指導者に迎えて公民館活動の一環として発足。5年の節目を記念して地域住民らに日ごろの練習成果を発表した。

 コンサートには、渡辺さんの2人のお嬢さん(ピアノの仁美さんとソプラノの愛さん)が、活動拠点である東京からお祝いに駆けつけて花を添えた。

 姉の仁美さんは、今春の「第2回高松国際ピアノコンクール」で2次審査に進出して話題に上った。妹の愛さんは、87年・ウサギ年生まれの東京芸術大学卒業生で結成する「うさぎの会」の一員で知られている。姉妹は、サンポート高松で開催する「うさぎコンサート」の出演を控えながらも「日ごろ応援して下さる古里の人たちにお礼を…」との感謝の気持ちから出演することになった。

 コンサートは、仁美さんのピアノ伴奏に合わせた愛さんのソプラノ独唱、メンデルスゾーンの「歌の翼に」から始まった。愛さんは「たんぽぽ」や「落葉松(からまつ)」など次々と4曲を熱唱して仁美さんのピアノ独奏にバトンタッチ。仁美さんは、ショパンの「ノクターン作品9ー2」とドビュッシーの「水の反映」を丁寧に優しく、時には激しく体全体で演奏。今春の国際コンクールの成績を彷彿(ほうふつ)させた。 

 最後に2人は、オペラ、ファウストの「宝石の曲」を演じた。ホールいっぱいに詰めかけた約200人の聴衆は、ドイツ語の壁を超えて心地よいピアノと透き通る伸びやかな歌声に酔いしれた。合唱団から2人に花束が贈られ終演となったが、拍手喝采が鳴りやまず、拍手は次第に大きな手拍子になって、聴衆はアンコールを熱望した。

 少しはにかんだ様子の姉妹は二言三言、言葉を交わしてすぐ「アベマリア」を熱演。姉妹の息の合った演奏は聴衆の胸に余韻を残して終わった。聴衆からは「こんな近くで聞けてラッキー。2人にはますます活躍してほしい」と古里出身の音楽家にエールが送られた。愛さんは「古里の皆さんは本当に温かくて、胸がじーんときました」と、目を潤ませながらも笑みを浮かべていた。                                           (野網 則子)
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