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イルカクルージングに興奮

2010/12/06 10:59:59
イルカクルージングに興奮
 熊本県天草の有明海から早崎海峡(天草下島と島原半島の間に広がる海域)には、古くから約300頭のバンドウイルカが生息している。ここを船で行くと、1年を通して約98パーセントの確率でイルカに出合えると言われている。このほど、琴平町内の「雛(ひな)の会」の会員ら21人が上天草市を訪ね、イルカクル―ジングを楽しんだ。

 この日は好天で、海も穏やかだった。船長は「今日は少ないかもしれない」と言ったが、50分余り船に揺られて行くと、遠方にちらっとイルカらしい姿が見え、船は次第にスピードを落とした。

 「やっぱり、イルカがいるのだろうか?」。皆の期待通り、数メートル向こうにイルカらしい背中がちらりと見えた。皆は興奮を抑えながら、船長の指示でさっと船腹に出た。

 船は19トン、59人乗りだったが、この日は会員ら21人の借り切り。船はイルカの動きに合わせ、右に左に巧みに移動した。2、3頭、時には数頭のイルカが波の間に間に、浮かんだり沈んだり。右側から左側にと、せわしく移動しては姿を見せたり隠したりした。会員らは、初めての体験に、ほほを紅潮させながら、カメラや携帯を手にして「あっ」「惜しいっ」と、イルカの撮影に一生懸命だった。

 イルカは、4、5頭から10頭ほどが群れを組んで魚を追い掛け、追い込んでは食べる。幾度もそれを繰り返しているとか。船長は「普段より少ない」と言うが、一行にとっては「ものすご、おるわぁ」と、見えるらしく大満足の様子だった。

 日本や世界中には多くのイルカの生息海域があるが、このように回遊せず、一年中同じ所で生息する例はとても珍しいそうだ。彼らの餌になる魚介類が豊富で、大型のサメなどの外敵が少ないこと。また、この辺りの漁師は、古くから魚を獲るよりもウニやアワビなどの素潜り漁が中心であることなどが原因とか。

 イルカクルージングの関係者らは「約10年前から、クルージングを行っている。イルカの観察を通して、野生動物の力強さに感動したり、天草の島々や雲仙普賢岳などの風光明美な景色を見てもらい、自然環境保護の大切さを感じていただきたい」と、願っている。                                               (香川 佳子)
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