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築104年 古き良き住居

2010/11/19 16:35:42
築104年 古き良き住居
 三豊市高瀬町上高瀬早馬の岩本昌憲さん(79)は、築104年の家を今でも丁寧に管理し、古き良き住居を大切にしている。

 岩本さんが、生まれた時から住んでいる家の玄関前に立つと、家の端から端まで通っている太くて長い桁(約14メートル)が、パッと目につき、訪れた人たちは一様に「今時、珍しいなぁ」と桁の立派さに驚く。家の中に入り、天井を見上げると太い丸太の木組みを眺めて、もう一度驚くそうだ。

 建築当時は、まだ重機のない時代だったので、長くて太い桁は、近所の男衆20人がかりで持ち上げたという。なかなか上がらず、みんなで酒の勢いを借りて、やっと上がったという逸話も残っているとか。

 奥の柱の上方には「明治39年午年(うまどし)」と記されており、大工の棟梁の小野さんというサインもある。

 畳の7部屋と板の間があり、土間には当時養蚕が盛んだったので、機織り機が今もそのまま残っている。屋根瓦は、最近葺(ふ)き替えたものの、建具や戸袋や縁側も104年間使用し、古民家の良さを醸し出している。

 庭には、樹齢100年以上の木がたくさんあり、中でも昨年枯れたツバキの木は、樹齢300年。毎年ピンクの花を咲かせていたので、記念に幹の根本を残している。

 鳥たちが木の実を食べに来て、家にいながらにしてバードウオッチングや風で木々のそよぐ音を楽しめる。奥さんの小文さん(77)は「古い物には愛着があって、なかなかいいものですよ」と、しみじみ話していた。                                         (田井 あい子)
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