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フユイチゴの奇跡

2010/11/17 11:18:43
フユイチゴの奇跡
 まんのう町福良見の山道で、つやつやとしたフユイチゴ(冬苺)を見つけた。昔は子どもたちに結構好まれ、おやつの一つになっていたものだが、いろいろな加工品のおやつが出回っている現在、ほとんど見向きもされなくなっているのではないだろうか。

 フユイチゴは、バラ科・キイチゴ属。冬に熟すことから、この名前が付けられ、別名・カンイチゴ(寒苺)とも呼ばれる。

 常緑小低木だが、立ち上がる以外は地表に広がり、高さはせいぜい30センチほど。葉っぱは丸っこくて浅く3裂し、葉表の色は緑色か、やや褐色がかった緑で、縁には細かい鋸歯(きょし)がある。11月から1月ごろに熟す果実は「木苺の形で食用となり、うまい方」と言う。

 九州、四国、関東以西の本州に分布、森林の下に生え出る。林縁の道路沿いなどで見られることも多い。「和漢三才図会(わかんさんさいずえ・1713年)」には「果実は甘く、酸。五臓を安んじ、精気を益し、志を強くし、力を倍す。久しく服すれば身を軽くし、老いず」と言う記述があるのも面白い。

 もし本当ならば、今の子どもたちだけでなく、老若男女誰もが欲しがるフユイチゴの奇跡だと思い、つい楽しくなってしまった。                                        (香川 佳子)
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