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パラパラーッと楽しい種まき

2010/11/08 10:22:11
パラパラーッと楽しい種まき
 高松市円座町の円座幼稚園(遠藤智子園長)の年長児と年中児64人が11月5日、西山崎町にある川口峰夫さん(68)の千平方メートルの田んぼでレンゲの種まきをした。

 午前10時30分、園児たちは、尾ア恭子教諭ら5人の職員に引率されて、約500メートル離れた幼稚園から歩いて田んぼにやって来た。交通量の多い国道32号を渡って来る園児らの到着を、今か今かと首を長くして待っていた川口さんは満面の笑みで迎えていた。園児たちはみんなビニール袋を手に下げ、年長児は黄色い袋型のバッグを肩にかけている。

 種まきは年長児から始まった。園児たちはビニール袋の中から長靴を取り出して履いた。肩にかけてきた黄色いバッグから給食用牛乳(200ミリリットル)の空きパックを取り出し、両手に抱えて田んぼに入った。

 川口さんは、事前に育苗土に混ぜて、まきやすくしたレンゲの種を1人1人の牛乳パックに入れていった。「ありがとうございま−す」。園児たちの大きな声が収穫の終わった静かな田んぼに次々と響いていく。

 年長児34人が東西に横一線に並んで、北に向かって一斉に種まきをスタート。川口さんが「パラパラーッと、まくんだよ」とアドバイスすると、園児たちも「パラパラーッと」「パラパラーッと」と口ずさみながら大胆にまく子、丁寧にひざを折ってまく子など、まき方は千差万別、すぐに園児の横並びがほどけた。次は年中児の番だ。牛乳パックをお兄ちゃんお姉ちゃんから受け取った。

 川口さんが「来年の卒園式前に、レンゲ摘みにおいで」と話すと、園児たちの笑顔がはじけた。尾ア教諭は「自分が大きく育つのと同じようにレンゲも育つ─、レンゲの育つイメージがわいてくる。貴重な体験をさせていただき、ありがたいです」と。園児たちも「楽しかった」と口をそろえた。

 年長児が年中児と手をつないで仲良く来た道を帰っていった。川口さんは10年前から円座幼稚園児をレンゲ摘みに招いているが、種まきは今回が初めてという。事前準備も大変だったに違いない。川口さんは「いつも稲の取り入れが終わった田んぼにレンゲの種をまく。レンゲは肥料になって米の品質も上がるし、草押さえにもなる」と謙虚に語っていた。                                           (野網 則子)
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