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古道復活事業で地域活性化

2010/11/05 13:55:23
古道復活事業で地域活性化
 高松市塩江町上西の奥塩江交流ボランティア協会(大西佑二理事長)は11月3日、2010年度高松市協働企画提案事業に採択された「奥塩江古道復活事業」の第1弾「小出川大滝山・古道ルート」の調査と道普請を同協会会員らボランティア20人の協力で行った。

 かつて住民の大切な生活道であった「歩き道」。今では使われなくなってしまった「歩き道」を人が通れる道に復活させて、自然豊かな奥塩江の活性化を図るねらいがある。

 参加者たちは、一ツ内〜七曲がり(ななまがり)〜小出川〜天満が原までを歩きながら、支障木の伐採、路面に崩落したゴツゴツした小石や散乱する枯れ木の整理など道普請に汗を流しながら高低差650メートルを上った。

 弁当作りなどの支援従事者を残して、かまやのこぎり、鍬(くわ)を持った一行13人は、小出川集落出身の藤澤一功さん(同町安原上東)の案内でモモの広場(元上西保育所・上西中学校)を車で出発し、一ツ内橋を渡って下車。大滝山系の山肌に添って整備するため、急勾配(こうばい)の細い七曲がりの道普請を始めた。

 藤澤さんが「この七曲がりを歩いて中学校に通った。6キロぐらいかなぁ。集落は50軒あったが、今は10軒ぐらいになった」と、55年ほど前の当時がまざまざとよみがえるのか懐かしそう。大西さんらは真剣な面持ちで聞いていた。

 往復約5時間の奉仕作業は苦労もあったが、楽しいことやうれしいことも多かった。標高929メートルの天満が原(小剣)山頂からの眺望が、参加者たちの汗も疲れも噴き飛ばした。

 南東に見える大滝山山頂、南西の遠く彼方(かなた)に三角帽子が雲の上に浮いているように見える剣山。そして竜王山も見えた。林道を車で運んできた手作り弁当もおいしかった。「奥塩江が好き、奥塩江をよくしたい」という参加者たちの熱い思いがあふれていた。

 今回、同行取材に訪れた高松市地域政策課市民協働推進室の伊藤光子主査は「地域に誇りを持って大切にし、活(い)かしていきたいという思いがよくわかりました」と語り、大西理事長も「この事業の担当は観光課だが、トータルでコーディネートしてほしい。奥塩江を持続可能な地域にしたい」と意気込みを話した。

 道普請で整備された古道は、同協会が11月14日に実施する「第4回やま歩き・小剣登山」のコースになる。問い合わせは、同協会〈087(893)1614〉まで。                                             (野網 則子)
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