天気予報を見る
 
新聞購読申込
TOP > おりーぶ通信 > 記事詳細

おりーぶ通信

エリア

コーナー

過去のニュース

ダンギク 忘れ得ぬ思い

2010/10/26 15:07:41
ダンギク 忘れ得ぬ思い
 「ダンギク(段菊)。花言葉は『忘れ得ぬ思い』。今日の花です」。10月25日の早朝、ふと目覚め、スイッチを入れた枕元の携帯ラジオから、NHKのアナウンサー・明石勇さんのソフトで優しい声が流れてきた。

 時々聞く放送だが、その日の出来事やその日の花が紹介される。ダンギク。そうだ、あれは9月下旬だった。近所の家に咲くきれいな花の名前を、居合わせた奥さんに尋ねた。「確か『ダンギク』と教えられたっけ。今日の花はあれなのか」と、まだ覚めやらぬ目を開けた。

 「ダンギクは、九州の対馬(もう一カ所言ったが分からなかった)だけに自生。海辺で、紫色の段々に咲く花。海の向こうには中国が見え…」と、放送は続いていた。

 調べて分かった。「ダンギク」は、菊に似た葉を付け、花を段のような塊に咲かせていくと言う。興味を引いた事柄は「その一つ一つに、思い出が詰まっている」ということだった。思い出の一つが花の段になり、幾つもが重なっていくのだとか。それで花言葉は「忘れ得ぬ思い出」となったそうだ。

 「何だか人間にも当てはまりそうだなぁ」と考えた。人生には、いろいろな節目がある。その節目節目は、悲喜こもごも。人により、とらえ方も、価値観も異なるが、一つ一つの「段菊」を形成しているのだ。とすれば、互いに理解し合い、認め合い、尊重し合って生きていくことが大切になってくる。

 人の一生も、段菊のようなものかもしれないなぁ。10月25日、この日の花に教えられ、楽しませてもらった朝のひとときであった。                                              (香川 佳子)
▲このページのトップに戻る
購読のお申込みは0120-084-459

SHIKOKU NEWS 内に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。 すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

Copyright (C) 1997- THE SHIKOKU SHIMBUN. All Rights Reserved.