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美しいカワラタケに思う

2010/10/12 11:39:28
美しいカワラタケに思う
 まんのう町福良見の山道で、見事なカワラタケ(瓦茸)に出合った。直径は30センチ近くもあるだろうか。

 道端の朽ち木の切り株に、ぴったりと張り付くように生えていた。黒と白が中心色の鮮やかなコントラストで、黒い花にも見える美しさだった。

 キノコとは言え、柄は無く傘だけが同心円のようになっており、屋根の瓦を葺(ふ)いたように何重にも重なっている。この種のキノコは、世界中あちこちにあるそうだが二十数年前、そのエキスからクレスチンと言う抗悪性腫瘍剤、いわゆる制ガン剤になる成分が見つかり、当時は注目を浴びたようだ。

 具体的な使い方は分からないが、患者やその家族、親類などが、わらをもつかむ思いでこれを求めたと言う。だが現在は、ほとんどの人がこのような素人療法は行わず、すべて病院や医者にゆだねている。医学の発達と共に健康志向が高まり、早期発見、早期治療、予防医学などに関心が寄せられ、事実成果が上がっているからだろう。

 さわやかなカワラタケにも、歴史の積み重ね、時代の変遷を考えさせられるひとときだった。                                             (香川 佳子)
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