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天涯の花・キレンゲショウマ

2010/10/04 16:10:50
天涯の花・キレンゲショウマ
 まんのう町吉野下の民家で、珍しいキレンゲショウマ(黄蓮華升麻)が咲いている。形はユリの花のようだが、ユリより小さく花径は約1・5センチ。凛(りん)とした5弁花で、かわいいつぼみも付いている。

 ユキノシタ科・キレンゲショウマ属の多年草。8〜10月初旬に、茎の先に咲く美しい花には雄しべが15本、雌しべが1本あり、周りを5枚の花びらが囲んでいる。

 石灰岩地帯に生え、深山の木陰でまれにしか見られない珍しい花という。紀伊半島の大峰山系、四国、九州に自生し、中国東部、朝鮮などに分布している。

 宮尾登美子の小説「天涯の花」で、一躍有名になった徳島県剣山のキレンゲショウマ。作者は、薄幸の身ながら、つつましい幸せを求めて生きるヒロインをこの花に、さらにこの花を小説の題名「天涯の花」に設定している。本を読んで感動した読者たちが、ひと目この花に会いたいと、毎年花のころになると、剣山を訪ねて来るそうだ。

 なお、キレンゲショウマは、徳島県レッドデータブックで、13種類指定されている「希少野生生物」の一つになっているとか。                                            (香川 佳子)
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