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名前のない花はない

2010/09/21 17:13:07
名前のない花はない
 秋晴れの昼下がり、水田のあぜ道で草刈りの合間に一休みする知人に出会った。

 ふと見た足元に、かわいい花が2、3本、刈り取られた草の中に交じっていた。「きれいな花やなぁ。時々見るけど何言う花やろ?」と、言う私に「わしも知らんけど、そう言や、けっこい(きれい)なぁ」と、知人の顔がほころんだ。

 まだ残っている花を撮らせてもらった。花をよく知る「街の植物博士」が「星朝顔」と、教えてくれた。なるほど、花の形やつるで巻き付いているのは、アサガオにそっくり。しかし、非常にミニで、花の直径は約2センチしかない。周りが淡い紫色で、中心部は濃い紫色。かわいくて、刈り捨てるのが惜しいほどだった。

 この時、いつか聞いた(読んだ?)「『雑草』なんていう名前の植物はない」という言葉を思い出した。確か「どんな草花にだって、皆、ちゃんとした名前がある。それを『雑草』とか『名もない花』とか言うのは草花に対して失礼ではなかろうか?」と、いう意味だったと思う。

 だが、雑草は「強く生きている」ことの例えとして、名もない花は「親しみを込めている気持ち」の表現として、それなりに好意的に使うことが多いと思うのだ…。

 なるほど、名前のない花はない。一つ一つの草にも、花にも、それぞれ名前があり個性があり、輝く部分があることは、再認識する必要があると思った。さらに「人もなおしかり」と痛感した。                                            (香川 佳子)
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