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ひっそり咲くヌスビトハギ

2010/09/10 16:21:39
ひっそり咲くヌスビトハギ
 まんのう町福良見の山沿い道で、ヌスビトハギ(盗人萩)が静かに咲いている。

 ヌスビトハギと言えば秋の終わりだろうか、あの足元にうるさくくっつき、顔をしかめながら払いのける「ひっつき虫」のイメージしか思い浮かばない。ひどい人になると「花なんてあったの?」と言うほどだ。

 しかし、この花を「ひっそりと咲く、個人的には大好きな花」と称える男性ファンもおり、彼から教えられた花である。

 マメ科・ヌスビトハギ属の多年草で、日本各地や朝鮮半島、中国、ヒマラヤ、ミャンマーなどの林縁や道端などに自生する。

 果実は、半月形が2個連なった形で、6ミリから8ミリ。表面にあるかぎ状の毛が人や動物などにくっついて種子散布作戦を図る。その形が「足音を立てないよう、足裏の外側だけを地面に立てて歩く。その時の盗人(ぬすびと)の足形」に似ていることから「ヌスビトハギ」などと言う物騒な名前をもらったらしい。

 しかし、7月から9月にかけて咲くその花は、ひっそりと、実にかれんである。数十センチの茎の上部に伸びた花穂に3〜4ミリしかない、淡いピンクの小さな花をまばらに咲かせ、見る人を驚かせてしまう。

 「花があるから、実が出来るのねぇ」「あの、ヌスビトハギが、こんなかわいい花を咲かせるなんて!」と、感心する人の声は優しかった。                                            (香川 佳子)
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