天気予報を見る
 
新聞購読申込
TOP > おりーぶ通信 > 記事詳細

おりーぶ通信

エリア

コーナー

過去のニュース

しめやかに戦没者追悼式

2010/08/17 12:07:21
しめやかに戦没者追悼式
 8月15日は、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」(昭和57年4月13日閣議決定)と定められている。東京都の武道館では、天皇・皇后両陛下をお迎えして、政府主催の「全国戦没者追悼式」が挙行された。

 まんのう町の仲南地区遺族会(高井宏会長)でもこの日、十郷地区の十郷神社と仲南地区の忠魂社で、戦没者追悼式がしめやかに行われた。

 忠魂社(元仲南東小校庭)では、朝倉修神官の善意と奉仕による神事式追悼式があり、132柱の鎮魂と世界の平和が祈願された。

 同社は、しめ縄で聖域に清められ、祭壇には、家から持ち寄った黄菊、白菊、ユリ、ヒマワリ、真っ赤なケイトウなど、色とりどりの美しい花々や緑のサカキ、鏡餅、菓子類が所狭しと供えられていた。

 大勢の参詣者の中で、ただ一人の「英霊の妻」は、福良見の黒木君枝さん(86)だった。黒木さんは20歳の時、新婚2カ月の夫が出征し帰らぬ人に。父を知らない一人息子のお嫁さんに手をとられながら、夫の冥福を一心に祈っていた。

 配偶者、父や叔父、姻戚親族を失った遺族たち。年とともに高齢化、死去などの現実は否めないが、参集者ら全員、戦没者たちの鎮魂と人類の幸せを祈願していた。

 同社の後ろの静かな森では、早朝からすだくセミしぐれが「戦没者らの魂安かれ」と、鳴いているようだった。                                          (香川 佳子)
▲このページのトップに戻る
購読のお申込みは0120-084-459

SHIKOKU NEWS 内に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。 すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

Copyright (C) 1997- THE SHIKOKU SHIMBUN. All Rights Reserved.