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珍しい白いツキミソウ

2010/06/01 14:55:40
珍しい白いツキミソウ
 まんのう町七箇の香川孝典さん方で「日本では、現在ほとんど見られない」(旺文社・学芸百科事典)といわれている、純白でかれんなツキミソウが咲き始めている。

 日没前になると、花びらを音もなく回転させながら咲き始め、1時間ほどで満開になる。直径約6センチの花には、透き通るように白い花びらが4枚。中ほどに先が四裂した雌しべが1本、その周りに8本の雄しべがある。

 月の光に照らされると雌しべが蛍光色に光り、幻想的で美しい輝きを見せる。しかし、約4時間後にはしぼみ始め、次第に純白から薄紅色にと変わる、はかない命の花である。

 「月のしずくを 吸って咲く 夢のお花の 月見草…」。童謡の歌詞そのままのこの花は、観音寺市の野草愛好家で、昨年亡くなった藤原高芳さんが二十数年前、千葉県の大学教授から種をもらって育てていたもの(今は滅亡)の一部を譲り受けた。現在、県内でも非常にまれな栽培例のようだ。

 香川大の植松辰美名誉教授も「改良種は見かけるが、夜だけに咲く、本来の白いツキミソウは一度も見たことがない」と話している。

 香川さんは「10年ほど前に知人らに苗を譲ったが、咲き続けている所はないようだ」と話している。また、土壌に合っているのか、多くの苗が自生しており、抜き捨てている状態なので「欲しい人には、ぜひ差し上げたい。県内各所に花を咲かせ、百科事典の記述を変えてもらわなければね」と笑っていた。
(香川 佳子)
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