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早乙女さん雨合羽で奮闘

2010/05/24 10:26:37
早乙女さん雨合羽で奮闘
 今から約950年前の創始といわれる高松市円座町の旧郷社・廣旗神社のお田植祭が5月23日、本年度の頭組・西永井自治会(氏子41戸)坂井一孝さんの斎田で行われ、かわいい早乙女たちが丁寧に早苗を植えていった。

 早朝から頭屋・遠山輝夫さんの家に集まった9人の小中学生は、赤い襟の付いたかすりの着物に赤いたすき、水色の手甲と脚半、前掛けなどに身を包んだ早乙女装束姿で現れた。黄色い姉さんかぶりが何とも愛らしい。大勢の見物人からも「かわいい!」「きれい」の声があがっていた。

 昨年まで、早乙女さんの装束は、自前の浴衣に各頭組が手甲、脚半などを作っていたが、今年、廣旗神社の総代会(坂井幸治会長、氏子約800戸)が各頭組の負担軽減のため新調した。西永井の早乙女さんたちが使い初めになり、今後、各頭組に引き継がれ、早乙女さんの心もつながれていく貴重な装束になる。

 神事の後、いよいよ斎田へ。あいにく朝からの雨脚は弱まらず、早乙女さんたちは雨がっぱを着て大奮闘。早苗を1つ1つ丁寧に植えていった。斎田の早乙女さんと、斎田の外から見守る大人たちの呼吸はぴったり。見物に訪れた住民は華やいだ雰囲気にうれしそうだった。

 斎田からあがった早乙女さんの一人、円座小学校5年の上原あいさん(10)は「少し寒かったけれど、初めての経験で楽しかった」と満足げ。雨粒の流れるかっぱの帽子の中から笑顔を見せていた。傍らで付き添う祖母の上原良子さんは「娘の一恵も小学5年生で早乙女さんをさせてもらったから親子2代になる。衣装もおそろいできれい。こんなにうれしいことはありません」と、弾けるような笑顔で話していた。                                                             (野網 則子)
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