天気予報を見る
 
新聞購読申込
TOP > おりーぶ通信 > 記事詳細

おりーぶ通信

エリア

コーナー

過去のニュース

肌で感じる命の重さ

2010/05/18 15:59:58
 丸山峠を越えると、瀬戸内の青い海が目の前に広がった。木々の緑、キジバトの鳴き声。わき立つ5月の新緑が生まれたばかりの息子と私を迎えてくれた。

 新米ママの私を実家のみんなが支えてくれた。母乳がよく出るようにと、母が裏山でスギナを摘んできては飲ませてくれた。そのおかげで母乳だけで育てることができた。5月のこの時期になると、そんな幸せに包まれた里帰りの記憶がよみがえってくる。

 予定日ちょうどに生まれてくれ、みんなに愛され、すくすくと大きくなった息子も、はや18歳になる。

 独身時代は、ひとりよがりで、わがままだった私も、息子に育てられ、なんとか社会の一員としての自覚が持てるようになってきた。

 両親や兄には40歳を過ぎた今も、いまだに甘えっぱなしだが、夫婦仲良くすることが一番の親孝行と信じて、主人のことを一番大切に毎日を送っている。夕食時のだんらんで主人や子どもの笑い声を聞くのが私の一番の幸せだ。

 孤独な私を救ってくれた息子の18回目の誕生日を前に、生命力にあふれた5月の風に吹かれながら、命の重さと生かされている喜びを肌で感じる今日この頃だ。                                                              (島津 法香)
▲このページのトップに戻る
購読のお申込みは0120-084-459

SHIKOKU NEWS 内に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。 すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

Copyright (C) 1997- THE SHIKOKU SHIMBUN. All Rights Reserved.