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篠笛のリズム 県境を越えて

2010/05/17 11:15:03
篠笛のリズム 県境を越えて
 高松市塩江町のNPO奥塩江ボランティア協会(大西佑二理事長)は5月16日、上西交流館モモの広場で2010年度総会と男性の料理教室・まんぷく会を開催した。域内外からの参加者約80人は、初夏の太陽が降り注ぐ広場で、イノシシ肉のバーベキューに舌鼓を打ちながら、盛りだくさんのアトラクションを楽しんだ。

 塩江温泉龍王太鼓とともにやって来た「篠笛をふこう会」=田中和夫代表(64)=のメンバー3人による「祖谷の粉ひき唄」など阿波踊りの鳴りもの曲の熱演は参加者を魅了していた。バーベキューの皿を手にして、体を左右に揺らしている参加者たちは、阿波踊りのリズムに心身が弾んでいるようだった。

 吉野川市鴨島町出身という同協会会員の岡本利子さん(高松市藤塚町)は、祖谷の粉ひき唄を奏でる笛の音が聞こえると飛び入りで熱唱。阿波踊りで吹かれる曲が聞こえると、しなやかな女踊りを披露し、若きころの郷愁にかられている様子。地元住民と域外からの人々の心を結ぶ広場の和やかな光景は、同協会の取り組みの成果であるようだ。

 篠笛をふこう会は設立3年目。現在会員は4人で、吉野川市山川町の阿波踊り連「高越連(こうつれん)」のメンバーでもある。同会発足の動機がユニークで面白い。高越連の指導者が笛作り用の竹を探し求めて田中さんらが住む塩江町安原にやって来たことが始まりだそうで「阿波踊りの情熱的なリズムが好きになった」と3人は口をそろえた。田中さんらは塩江温泉龍王太鼓のメンバーの先輩格でもあり、もともとリズム感が豊かなようである。

 練習は毎週1回、田中さんの家で行っている。さらに水曜日と金曜日は山川町へ出向いて、高越連の練習に参加している。阿波踊りの文化、篠笛のリズムは県境を越えて継承されている。
(野網 則子)
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