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古墳の日に古代人の生活体験

2010/05/10 11:01:59
古墳の日に古代人の生活体験
 「古代人の生活を体験してみよう」と、善通寺市子ども会育成連絡協議会(大平国丸会長)は4月29日、同市善通寺町の王墓山古墳駐車場で「古代人の体験学習」を開いた。善通寺市ふるさと文化財活動の一環で行っている恒例行事で、今年で7回目。市内の児童約180人が、勾玉(まがたま)作りや、火おこしにチャレンジして古代生活を肌で感じ取っていた。

 市教委生涯学習課の笹川竜一さんから、古代人の生活や、古墳についての話を聞いた後、勾玉作りに挑戦した。勾玉とは、古代日本で装身具にされていた湾曲した玉のこと。古代では命の源とされ、また体を守る魔よけでもあったといわれる。

 児童たちは、用意された軟らかいろう石を、思い思いの形に削っていった。四角形のろう石を、苦労しながら紙ヤスリで丸く削って曲線を出し、たった一つのオリジナルの勾玉を作っていた。

 次は、火おこしに挑戦。木とロープで昔の火おこしの器具を復元した「火おこし器」を使用。一生懸命に木を上下させ、木と木を摩擦させて火をおこしていった。白い煙が出はじめると「わぁ」と大きな歓声が上がった。「マッチやライターのない時代に苦労して火をおこしていた事が分かった」と、ある女子児童は驚いていた。

 さらに、笹川さんによる「矢じり作り」の実演もあり、参加者は熱心に見入っていた。薄く割った五色台のサヌカイト(カンカン石)を釘で形を整えて、とがった矢じりが完成。出来上がった矢じりを見た児童は「鋭い」と驚いていた。

 善通寺市では、4月29日を「古墳の日」と定めて、野田院、王墓山、宮が尾の三つの古墳の石室内を特別公開、これにあわせて、古代人の体験学習も行っている。勾玉作りや、火おこしを体験した児童たちは王墓山古墳の石室内を見学し、多彩な角度から古を感じていた。この日、三つの古墳には、約600人の見学者が訪れたそうだ。                                                               (香川 真由美)
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