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心打つ言葉の順序

2010/04/30 16:30:50
 「ただいま、かあちゃーん!〈最後のトーンがぐっと上がっている〉」。ガラッと、玄関の戸が開く音とともに、飛び込んで来たのは、大きな声と小さな体。

 下校して来たばかり。ランドセルを背負った、息づかいも荒々しい小1の長男の声と体が飛びついて来た。

 もう、40年ほども前のことになるかなぁ。月曜日の昼下がりだった。たまたま、私は前日の日曜日が出勤で、この日は代休。彼はそれを知っていたのだろう。

 幾度数か高い「かあちゃーん」の声は、今も鮮明に耳に残っている。いつも家にいる「かあちゃん」なら「かあちゃん、ただいま」だったかもしれないなぁ…。

 「かあちゃん」と「ただいま」。二つの言葉の順序とトーンの違い。「違い」に関心を持つこと。「違い」に気づくこと。「違い」の真意が分かること。

 「違うんだなぁ」「言葉の順序にも、人の心は反映するんだなぁ」。「つれづれなるままに日ぐらし…」ではないが、日々の暮らしの中で「心に映りゆく、よしなしごと」を、あれこれ考えるのも「面白いものだ」と思うこのごろだ。                               (香川 佳子)
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