天気予報を見る
 
新聞購読申込
TOP > おりーぶ通信 > 記事詳細

おりーぶ通信

エリア

コーナー

過去のニュース

平安朝京言葉を収録

2010/04/01 14:40:16
平安朝京言葉を収録
 観音寺市沖の伊吹島で伝承されてきたと言われる平安朝京言葉のアクセントがこのほど、CDーROM、DVDーROMに収録された。文科省の研究費助成を受けた「方言アクセント録音資料」として注目を集めている。

 神戸市外国語大学の中井幸比古教授の「録音資料による日本語アクセント研究」で、4年計画のうちの2年目。09年度「三好兼光録音香川県井吹島方言会話資料」には、70年代に島のお年寄りから聞いた伊吹島の民話や昔の暮らしの様子などを納めている。

 中でも、明治26年生まれの祖母が語る「豆狸の恩返し」は、録音資料の中でも最も古いもの。ほかにも「出部屋のこと」「伊吹島の昔の暮らし」など5編がある。

 中井教授は「三好兼光さんの島のお年寄りの録音資料は、方言アクセントに特色があり、貴重なもの」と評価している。

 伊吹島を愛する会の代表を務める三好兼光さん(58)は「私のメモ代わりに録音した会話が言語の研究資料として活用されるとはうれしい限り。民話の伝承が危ぶまれており、記録に残していきたい」と張り切っている。

 文科省助成08年度「和田実・妹尾修子録音による香川県伊吹島方言アクセント資料」は両氏によって初めて学界に報告されたもので、300部作成。09年度「三好兼光録音香川県伊吹島方言会話資料」は400部作られた。

 伊吹島には国語学者の金田一春彦さんの歌碑「緑濃き 豊かな島や かかる地を 故郷にもたば 幸せならん」が建立され、裏面に次のような由来が刻まれている。

 「記。伊吹島のことばのアクセントは、昭和40年、学生だった妹尾修子さん、和田実先生により国語学界に報告され、昭和58年、金田一春彦先生が来島され、全国でただ1ヶ所、平安鎌倉の京都のアクセントを遺している島として紹介されました。緑豊かな、心豊かな島であってほしいという願いを込め、歌碑を建立する。平成16年秋、伊吹島自治会 伊吹島を愛する会」

 問い合わせは、〒651ー2187 神戸市西区学園東町9ー1 神戸市外国語大学外国語学部 中井幸比古教授まで。                               (窪田 利栄)
▲このページのトップに戻る
購読のお申込みは0120-084-459

SHIKOKU NEWS 内に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。 すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

Copyright (C) 1997- THE SHIKOKU SHIMBUN. All Rights Reserved.