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病院に響くバイオリンの音色

2010/03/01 17:22:05
病院に響くバイオリンの音色
 観音寺市大野原町花稲の香川井下病院で2月15日、バイオリン奏者・高瀬悠太さん(27)によるボランティアコンサートが開かれ、大勢の患者らが美しい調べに耳を傾けた。

 高瀬さんは、休暇を利用して帰国。母の実家の祖父母が、いつもお世話になっている同病院に感謝の気持ちを込め、バイオリンの美しい音色をプレゼントしようとコンサートを企画した。

 ヴィヴァルディ作曲「四季」より「春」、サラサーテ作曲「ツィゴイネルワイゼン」などを聴衆に分かりやすく曲の解説を交えながら演奏。高瀬さんの母親・妙子さん(52)がピアノ伴奏を担当し、親子の絶妙なる「あうん」の呼吸が聴衆を魅了していた。

 素晴らしい澄んだ音色に聞き入っていた患者や家族、病院のスタッフたち約100人からアンコールがわきおこった。耳になじみの深い唱歌「赤とんぼ」「おぼろ月夜」「浜辺の歌」を弾き出すと、観客らは口ぐちに一緒に合唱し、演奏者と聴衆が一体化していた。

 演奏を終えた親子に病院からお礼の花束が贈られた。妙子さんは「息子が西日本で演奏したのは初めて。伴奏できてよかった。一緒に演奏したのは小学6年以来でとても感激した」と感無量の様子。患者たちは「実際に演奏している所を、間近に見られてよかった」と大喜びだった。

 高瀬さんは、横浜生まれで、現在オーストリア在住。5歳の誕生日に、父方の祖父から子ども用の本物のバイオリンをプレゼントされたのがきっかけで演奏の勉強を始めた。13歳の時に「第50回全日本学生音楽コンクール中学生の部」で1位に輝き、東京交響楽団と共演してオーケストラデビューした。

 パリ国立音楽学院を18歳で卒業し、数々の国際バイオリンコンクールで入賞。最近は、オーストリア国営テレビに生出演するなど、ウィーンを拠点にヨーロッパ各地で大活躍している。                       (田井 あい子)
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