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入院で学んだこと

2010/02/01 11:14:00
 予定外の出来事だった。痛み止めをもらいに病院に行くと即入院になった。持続点滴、数種類の薬。トイレ以外はベッドの上での生活が始まった。
 
 先生や看護士にはもちろん良くしていただいたが、それだけではなかった。同室の患者たちが新入りの私をすごく気遣ってくれた。初めは、患者同士、面倒をみてもらうのは申し訳ないという気持ちだったが、あとで違うと分かった。 

 私が病状を話すと「大丈夫。大丈夫」と一笑された。自分の病気を重く受け止めていたのだが、同室の患者はみんな「罹(かか)った病気は治すべし」と考えていたようだ。

 自分も痛みを経験しているから相手の辛さがよく分かる。少しでも私の気が紛れればという思いからだった。優しいだけでなく、励ましてもくれた。

 会話も食べ物、趣味、元気になったらしたい事などほとんど退院後の話を聞かせてくれた。それからは、病室と思えないほどにぎやかな毎日を送り、古株になった私は、新入りの患者に今まで聞いたり、話したりしてきた同じ事を話していた。

 今回の入院で、病院は頼るところではなく、健康になるために手助けしてくれるところだと知った。そして、生きるのは自分自身なのだ、と教えられた。(高橋 由美)
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