
ノーベル医学生理学賞に決まり、生まれ故郷の山梨県韮崎市で開かれた祝う会に出席した大村智さん=18日午後
ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった北里大特別栄誉教授の大村智さん(80)が、生まれ故郷の山梨県韮崎市神山町鍋山で18日開かれた祝う会に出席。地元住民ら約500人から大きな拍手と歓声で迎えられた。
受賞決定の数日前に石段から落ち、顔や腕にけがを負ったという大村さん。「けがの次はノーベル賞。世の中良いことも悪いこともいっぱいある」と話し、笑いを誘った。韮崎市には静養のためよく帰っており、地元に美術館や温泉施設をつくった理由を「皆さんにお世話になり励ましてもらった恩返し」と語った。
祝う会は公民館と区長会が企画。会場には寄せ書き用の大判紙が設けられた。