
「ホットスポット」になっている福島市内の広場で、放射線量低減のためヒマワリの種をまく市水道局の職員=20日午前
放射線量が局地的に高い「ホットスポット」を放射性物質を吸着するとされるヒマワリで埋め尽くそうと、福島市水道局は20日、市民に開放していた約6千平方メートルの広場(同市小倉寺大平山)に約1万本分の種をまいた。
広場は県庁から約1キロ先の山の中腹に位置。地上1メートルの線量は先月の測定で最高毎時4・43マイクロシーベルトだったが、重機が入れないため大掛かりな表土除去ができず、利用制限するしかなかった。
水道局では事前に耕運機で広場の芝生をしま模様に刈り取り、職員約30人がこの日、3人一組に分かれ、手作業で50センチおきに種2〜3個をまいていった。