岩手・釜石、復興へ勇壮に虎の舞/笑顔と涙

2011/04/24 18:15

 

 津波で大きな被害を受けた岩手県釜石市の避難所、旧釜石第一中学校のグラウンドで、被災者を元気づけようと、地元有志が24日、江戸時代から伝わる伝統芸能「虎舞」を披露した。満開の桜の下、被災者は笑顔で拍手を送ったり涙を流したりして、復興への思いを新たにした。

 笛や太鼓、はやしに合わせて踊る虎舞は、祭りや漁師の安全祈願の際に披露され、市民に親しまれている。この日は保存会「尾崎青友会」の20人が、津波で亡くなったメンバー2人への追悼の思いも込め、勇壮に駆け回る2頭の虎を演じた。

 避難所に身を寄せる美容師寄松久美子さん(59)は自宅も店も失った。「絶対に泣かないと頑張ってきたけれど、虎舞を見たら郷土愛が湧き上がって…」とぽろぽろ涙をこぼした。

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