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仙台で震災後初の大規模音楽祭/6月、286団体集まる

2011/04/25 17:14

 「震災直後の夜、ろうそく1本でラジオから流れる音楽を聴いていました」と語る菊地昭典さん=23日、仙台市青葉区
 「震災直後の夜、ろうそく1本でラジオから流れる音楽を聴いていました」と語る菊地昭典さん=23日、仙台市青葉区

 東日本大震災の被災者が主催、参加する市民イベント「とっておきの音楽祭SENDAI2011」が、6月5日に仙台市中心部で開催される。主催者によると、震災後に宮城県内で行われる大規模音楽祭は初めて。当日は、被災地の物産品も販売する予定だ。

 宮城県を中心に、1都1府11県から過去最大規模となる286団体が仙台に集まる。公園や広場、商店街など30ステージでポップスや合唱、ダンス、ゴスペルなどが繰り広げられ、仙台の街は音楽一色となる。

 音楽祭は、ボランティア団体や障害者らの自立を支援するNPO法人が主催。障害のある人もない人も一緒に音楽を楽しみ「心のバリアフリー」を目指そうと、2001年に始まった。

 参加する団体の大半は宮城県内にあり、メンバーも被災者だが「こんなときこそ被災地から元気を届けたい」との思いから開催が決まった。

 企画プロデューサーを務めるシナリオライターの菊地昭典さん(63)は「いつまでもうつむいてはいられない。歌ったり演奏したりして、被災した人たちが仙台で元気に盛り上がっていることを日本全国や世界に発信したい」と意気込む。

 震災後は開催すべきかどうか悩んだが、決定打となったのは、各団体から集まったアンケートだった。菊地さんが震災後に安否確認を含め、参加が可能かどうか尋ねたところ「今こそ音楽を通じて元気を、パワーをもらいたい。そして元気とパワーを与えたい」などのメッセージが200通以上寄せられた。

 開催費用を集めようと、音楽祭に関係する全国各地の人たちも支援に乗り出している。札幌や東京での支援ライブがあったほか、福岡市のNPO法人が音楽祭のドキュメンタリー映画「オハイエ!」のチャリティー上映会を5月中旬に開く。

 主催者は音楽祭のほかに、避難所でミニライブも行っている。菊地さんは「落語や民話、演歌など年齢やニーズに合わせて継続的に応援していきたい」と話している。

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