
「果てしなく大きなチャレンジだった」と自分たちの挑戦を話す二階堂美幸さん(右)と安田真奈美さん=24日午後、東京都新宿区
福島市の女子高生2人が東北新幹線の東京―新青森に相当する713・7キロ走破に挑戦。地割れができた道を走りきり、子どもの挑戦を対象にした「チャレンジカップ2011」の優秀賞に選ばれ24日、東京都内で表彰式があった。
2人は桜の聖母学院高校3年の二階堂美幸さん(17)と安田真奈美さん(17)。新幹線が新青森まで延びることに合わせ「大きなチャレンジをしたい。自分が変われる」と考え、昨年10月からグラウンドや道を走り始め、地震前に692キロに達していた。
放射性物質の影響を心配してしばらくは走らなかったが、3月28日にマスクと長袖長ズボン姿で再開。4月4日に達成した。
この日の表彰式で、2人は「福島の人々に頑張っている姿を見せられてよかった」と話した。
また、原爆や戦争について調べ、リポートにまとめた福島県浅川町の石川義塾中3年割栢沙希さん(15)も優秀賞に。風評被害について「デマに惑わされないで」と訴えた。