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小学生編集長の壁新聞に反響/気仙沼、30号発行

2011/04/16 17:34

 特大の応援メッセージを手に笑顔を見せる、「ファイト新聞」初代編集長の吉田理紗ちゃん=10日、宮城県気仙沼市
 特大の応援メッセージを手に笑顔を見せる、「ファイト新聞」初代編集長の吉田理紗ちゃん=10日、宮城県気仙沼市

 宮城県気仙沼市の気仙沼小学校に設けられた東日本大震災の避難所で小学生の呼び掛けによって始まった壁新聞「ファイト新聞」が大きな反響を呼んでいる。取材が相次ぎ、初代編集長の南気仙沼小2年吉田理紗ちゃん(7)には応援の手紙も寄せられた。発行は毎日続き、16日で30号を迎えた。

 ファイト新聞は理紗ちゃんの「寂しい避難所を、少しでも明るくしたい」との思いから始まった。「天気がはれだと元気がでますね」「ひさびさに食べた日本のカレーはおいしかったです」―。子どもの目線で見た避難所での生活や感想を色とりどりのペンを使ってB4判の紙につづる。執筆陣は小中学生ら数人が中心になっている。

 新聞のことが4月に入って報じられてから、これまでに手紙2通や取材に使ってもらおうとの意図からかインスタントカメラ2台も届いた。茨城県の女性は「(理紗ちゃんと)同じ年の子がいるのでとても感動した」と書いた。縦70センチ、横50センチの白い紙に「ゲゲゲの鬼太郎」のイラストとともに「理紗編集長 がんばれ」と書いた応援メッセージを寄せた人もいる。

 理紗ちゃんは報道後、間もなく、両親とともに気仙沼市内の祖父方に移ったが、今も2〜3日に1回は避難所に来て新聞制作を手伝う。

 妹思いで、友だちとも元気に遊ぶ女の子だが、取材でファイト新聞のことを尋ねると口を閉ざす。母の智子さん(43)は「思わぬ反響を呼んで戸惑っているのかもしれません」と推し量った。小学校で地震に遭ったが、それについてはあまり話したがらない。

 理紗ちゃんが避難所を出たため、現在の編集長は気仙沼小4年小山里子ちゃん(9)。震災1カ月の4月11日の新聞ではピンク色のペンで「この1カ月かん いろ×2なことがありました! これからもがんばりましょう」と呼び掛けた。

 ファイト新聞について、避難所の西村春恵さん(47)は「不安な気持ちになることが多い中で、子どもの前向きさが温かかった」と話した。

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