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GW目指し、復旧急ピッチ/「松島から東北元気に」

2011/04/16 08:58

 津波で浸水した酒店「むとう屋」の店内を掃除する従業員ら=7日、宮城県松島町
 津波で浸水した酒店「むとう屋」の店内を掃除する従業員ら=7日、宮城県松島町

 日本三景の一つ、宮城県松島町の「松島」周辺で、ゴールデンウイークに多くの観光客を受け入れようと復旧が急ピッチで進められている。沖合に浮かぶ260余りの島々が津波の威力を弱めたと言われ、近隣の沿岸部に比べて被害が少なかった。観光関係者は「以前の活気を取り戻し、松島を観光復興のシンボルとして東北を元気づけたい」と意気込んでいる。

 7日午後。時折砂ぼこりが舞い上がる中、遊覧船の発着場に近い松島町の酒店「むとう屋」では、従業員の佐々木憲作さん(32)ら4人がマスク姿で陳列棚にこびりついた泥を拭っていた。店は津波で1階が浸水し、酒瓶の7割は割れた。

 佐々木さんらは震災2日後から散乱した商品やがれきを運び出し、店内を消毒。地元の酒造会社も製造を再開して商品確保のめどがつき、浸水を免れた2階で仮店舗を23日にオープンする。

 「松島の店はどこも、一日も早く再開する気満々。頑張りを多くの人に見てもらいたい」。佐々木さんの口調は力強い。

 松島町を襲った津波は約2メートル。幸い人的被害は少なかったが、海岸沿いに並ぶ土産店や飲食店は軒並み1階が浸水した。松島観光協会によると、地震で建物がゆがんで廃業を決めた旅館もある。

 再起を目指す地元が懸念するのは、震災で旅行や遊興を控えようという自粛ムードだ。町産業観光課の太田雄さんは「被災地でお金を使うのも支援の一つと思ってもらいたい」と訴える。

 松島観光の目玉、島々をめぐる遊覧船は中・大型船の被害が少なく、運航3社中2社が5月上旬までに再開予定。電気、ガス、水道は既に復旧し、宿泊施設も徐々に営業を始めている。

 観光協会の福井啓次事務局長は「年間360万人が訪れる松島は東北を代表する観光地。復興の旗振り役として頑張りたい」と力を込めた。

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