福島県いわき市は14日、住宅が全半壊するなどした市内の約5千世帯に16日から、5億円余の義援金を配分すると発表した。市によると、県内で最も早い。
配分額は1世帯当たり、県と市から5万円ずつの計10万円。対象は(1)震災で住宅が全壊・半壊した(2)福島第1原発から半径30キロ圏内に居住していた―のいずれか、もしくは両方に該当する世帯。
いわき市への被災者生活支援の義援金は13日現在、970件約2億5900万円で、県から同市への第1次配分は約2億5500万円だった。
被災者が市内の雇用促進住宅に入居する16日から市の窓口で現金配布するほか、申請があれば、18日から口座振り込みを始める。