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明るい紙面、避難所に元気/“小1編集長”手作り新聞

2011/04/03 17:37

 避難所で新聞を作る吉田理紗ちゃん(左)ら=2日、宮城県気仙沼市
 避難所で新聞を作る吉田理紗ちゃん(左)ら=2日、宮城県気仙沼市

 カラフルな手書きの文字で、前向きな言葉が並ぶ。約300人が避難している宮城県気仙沼市の気仙沼小学校で、小1の“編集長”らが作り始めた「ファイト新聞」が、避難生活を送る人たちを元気付けている。

 「電気ふっ活」「たきだしにかんしゃ!」―。ハッピーな記事やフレーズに、イラストが彩りを添える紙面だ。発案したのは、南気仙沼小の1年生だった吉田理紗ちゃん(7)。津波で家が流され、避難してきた。

 「避難所だからみんな寂しいと思った。少しでも明るくしたくて」と自分から始めた。「暗い話を書いてしまったら、紙をぐちゃぐちゃにして捨てます」。“編集長”の呼び名も定着してきた。

 「いろいろなごふべんがあるとおもいますが、みなさん、がんばりましょう」。そう呼び掛けた第1号から一日も欠かさず発行し、15号を超えた。小学生だけだった執筆陣に、避難所で知り合った大人も最近加わった。

 遠方から支援に来た人への感謝や食事の感想など、内容は子どもの目線から見た生活が中心。「こういう状況なので、深く考えて書いた言葉でなくても、他の人を傷付けないかと気にしている」と母親の智子さん(43)。だが、周りは温かい目で見守っている。

 市職員尾形清文さん(45)は「感じたままの気持ちを飾らず表現している。マイナスの記事がなく、見た人の励ましになる」と評価。読者の60代女性はファイト新聞が毎日の楽しみといい「子どもが素直だから、こっちも元気をもらいますね」と笑顔になった。

 理紗ちゃんは妹の幼稚園の入園に伴い親類宅に身を寄せるため、近く避難所を離れる。1日には新2年生に進級した。「みんな、がんばろう」との思いがこもった新聞は小4の“副編集長”らが引き継ぐ。

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