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旧収容所に響く第9/ドイツ人捕虜に思いはせ

2010/12/05 17:18

 香川県丸亀市の寺院「本願寺塩屋別院」で第9を合唱する市民合唱団=5日午後
 香川県丸亀市の寺院「本願寺塩屋別院」で第9を合唱する市民合唱団=5日午後

 第1次世界大戦時にドイツ人捕虜が収容されていた香川県丸亀市の寺院「本願寺塩屋別院」で5日、市民約70人がベートーベンの交響曲第9番を合唱した。クラシック音楽を地元に広めたと伝えられる捕虜に思いをはせながら、市民らは歓喜の歌声を本堂に響かせた。

 第9合唱は2008年、捕虜の活動を語り継ぐために市民有志が始め、今年で3回目。

 地元で捕虜の研究をしている大西伯治さん(66)によると、1914〜17年、同院は中国・青島で捕虜となったドイツ人約320人を収容。捕虜によるオーケストラや合唱団が収容所内でたびたび演奏会を開き、その音は市民の耳にも届いた。

 17年には県立丸亀高等女学校(現丸亀高校)で捕虜2人がバイオリンを演奏。4年後の文化祭では生徒らがバイオリンを披露、市民オーケストラも出演するほど音楽が根付いていたという。

 5日の合唱に参加した公務員谷淵寿人さん(51)は「100年近く前に捕虜も演奏していた所で歌えるなんて光栄なこと。これからも続けていきたい」と話した。

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