【ジャカルタ18日共同】ジャカルタ市中心部の米系高級ホテルの連続爆弾テロで、対テロ担当のインドネシア政府高官は18日、東南アジアのイスラム地下組織ジェマ・イスラミア(JI)系のマレーシア人幹部ヌルディン容疑者(逃亡中)が関与したのは確実だと語った。国営アンタラ通信が伝えた。
政府高官が17日の連続爆弾テロでJIの関与を断定したのは初めて。ヌルディン容疑者は2005年のバリ島爆弾テロなどの首謀者で、JIが依然、高度なテロ遂行能力を維持し、東南アジア諸国の治安上の脅威となっていることが明らかになった。
閣僚トップの調整相(政治・治安担当)下で対テロ対策責任者を務めるムバイ氏は「犯行の手口は明らかにヌルディンと関係している」と指摘。JIは最近、組織がほぼ壊滅状態とみられていたが「今回の事件はJIが今も強力であることの証拠」と語った。
国家警察は18日、死者数を8人から9人と訂正、現場で遺体が見つかった自爆犯2人の身元の特定を急いでいる。
国家警察の対テロ特殊部隊は6月、ヌルディン容疑者の部下を逮捕。手製爆弾や爆弾材料などを押収した。警察は今回の連続爆弾テロで使われた爆弾とこの爆弾が酷似していると指摘。