【ワシントン10日共同】オバマ米政権で東アジア・太平洋担当の国務次官補に指名されたカート・キャンベル元国防副次官補が10日、上院外交委員会の公聴会に出席し「アジアへの米国の関与を強化しなければならない」と証言。北朝鮮に対しては「核保有を認めないのが大前提だ」と述べた上で、米国の抑止力を及ぼすことが「米国の戦略の基礎」と強調し、この点を日本と韓国に再確認すると語った。
キャンベル氏は、東アジアに「(核)拡散の深刻な懸念が存在する。北朝鮮には注意深く対応しなければならない」と指摘。北朝鮮が「多国間での交渉の場に戻るなら応じる用意がある」と語った。
中国との関係についても「日本との強固な関係を基盤として進めるのが最良だ」と述べるなど、随所に日本への配慮を示した。
キャンベル氏は上院で就任が承認されれば、日本や中国などとの外交を担当する。クリントン政権では、日米防衛協力のための指針(ガイドライン)見直しなど日米安全保障の再定義を担当した。就任すれば米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題などにも関与するとみられる。