
中国の市民活動家胡佳氏の妻で自宅に軟禁されている曽金燕さん(共同)
【北京14日共同】ノーベル平和賞の有力候補とされた中国の著名市民活動家、胡佳氏(35)=政権転覆扇動罪で服役中=の妻、曽金燕さん(25)と長女(11カ月)らが、8月の北京五輪時に当局によって、自宅から500キロ近く離れた遼寧省大連市のホテルに連行され、事実上監禁状態に置かれていたことが分かった。関係者らが14日までに明らかにした。
人権状況の改善を表明して開催した五輪の裏で、中国当局が人権を侵害する強硬措置を取っていたことで、国際社会からの批判が高まりそうだ。
関係者らによると、当局は、胡氏を拘束した昨年12月以降、曽さんと長女を北京市郊外にある自宅に軟禁。五輪開会式前日の8月7日に、2人と家の手伝いに来ている曽さんの母の計3人を、車に強制的に乗せて自宅から連行した。
同日に胡氏に面会させた後、8日から閉会式前日の23日までの間、大連市内のホテルの一室に曽さんと長女を、隣室に母を宿泊させ、その横の部屋で当局者が24時間態勢で3人を監視。