新海峡トンネル計画発表、トルコ／イスタンブール

　【カイロ共同】トルコのダウトオール首相は27日、欧州とアジアを隔てる最大都市イスタンブールのボスポラス海峡に、全長約6・5キロの新たな海底トンネルを建設する計画を発表した。アナトリア通信が伝えた。

　トンネル内は上下3層に仕切られ、上層と下層に高速道路が、中層に鉄道が通る。総工費は推定約35億ドル（約4200億円）、工期は5年を見込む。

　イスタンブールは人口の急増に伴って交通渋滞が慢性化し、東京に敗れた2020年の五輪招致レースでも課題とされた。一方、エルドアン前首相時代から続く大規模インフラ開発は環境破壊との批判も強まっている。