
3日、ブリュッセルで、テレビを通じて演説するベルギー国王アルベール2世(AP=共同)
【ブリュッセル共同】ベルギー国王アルベール2世(79)は3日、テレビとラジオを通じ、今月21日の建国記念日に退位し、長男のフィリップ皇太子(53)に王位を譲ると表明した。
アルベール2世をめぐっては、健康上の理由から退位を望んでいると伝えられていた。
アルベール2世は1993年8月に実兄ボードワン1世の後継として第6代国王に即位。2000年4月には心臓のバイパス手術を受けた。
欧州の王室では、オランダのベアトリックス元女王(75)がことし4月に退位し、長男のウィレム・アレクサンダー皇太子が新国王に即位した。