日銀が13日発表した11年のマネーストック(通貨供給量、平均残高)速報によると、現金と、ゆうちょ銀行などを加えた国内銀行などへの預金であるM3は、前年比2・2%増の1098兆9171億円だった。伸び率、残高とも04年4月の調査開始以来で過去最大。
先行きへの懸念や資金需要の低迷で、個人や企業が手元資金を厚めに確保する姿勢を強めており、安全性の高い預金に資金が流入した。特に、東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方では、義援金や保険金の受け取りを背景に、個人預金の伸び率が全国平均を大幅に上回っているという。