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トヨタ、18日に全工場再開/6月3日まで生産

2011/04/15 17:38

 トヨタ自動車の豊田章男社長
 トヨタ自動車の豊田章男社長

 トヨタ自動車は東日本大震災により停止した国内工場での車両生産を18日から一斉に再開する。当面は在庫を使いながら、部品の供給網回復を並行して進める綱渡りの対応となる。6月3日までは生産を続けるが、その後の対応はあらためて判断する。

 生産停止で30万台超が生産できなかったとみられ、業績への悪影響を懸念する見方も出ている。

 トヨタは震災後、3月14日にグループを含む国内17工場で車両生産を停止。同28日に看板車種のハイブリッド車「プリウス」など3車種を優先して2工場で生産を再開した。3月末に閉鎖する予定だった子会社セントラル自動車の相模原工場(相模原市)も4月11日から操業。ただ受注分の生産を終え次第、予定通り閉鎖する。

 残った工場は生産効率を高めるため、できるだけ一斉に全車種を生産再開する方針で調整してきた。系列ごとに扱う車種が違う販売店に配慮する必要もあった。

 全工場で操業を再開しても、生産台数は通常の5割にとどまる。欧米でも部品調達難から生産の一時停止が広がっており、生産の正常化は見通せない。5月に発表する2011年3月期決算では12年3月期の業績予想の開示を先送りし、5月中にあらためて公表する方向で検討している。

 ドイツ証券によると、国内自動車メーカーの生産能力が震災前の水準まで回復するには半年程度かかる見通し。被災した部品メーカーが広範囲に及ぶほか、夏場の電力不足への懸念もある。トヨタの場合、11年9月中間連結決算で2990億円の営業赤字に転落し、12年3月期で1350億円の黒字に回復するとの試算だ。

 米格付け会社ムーディーズは「トヨタの日本市場への依存度は依然として高く、今後の消費低下による悪影響を受けかねない」と指摘。リーマン・ショックや大規模リコール(無料の回収・修理)の打撃から回復してきたトヨタは、新たな試練に直面している。

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