馬に乗った人の埴輪復元/群馬の古墳で56年前に出土

2009/06/20 18:07

 

 復元された埴輪の説明をする松村一昭さん=20日午後、群馬県伊勢崎市

 復元された埴輪の説明をする松村一昭さん=20日午後、群馬県伊勢崎市

 群馬県立歴史博物館は20日、同県伊勢崎市の雷電神社跡古墳(6世紀後半ごろ)で56年前に発掘された、武装した男が馬に乗る埴輪が復元されたと発表した。

 大塚初重明治大名誉教授(日本考古学)は「馬に乗った人物の埴輪は普段着のものがあるが、武装した人物は前例がないのでは。武装した男性を表現した貴重な史料だ」と話している。

 博物館によると、埴輪の高さは約111センチ。馬は脚を真っすぐに伸ばし、男は刀や弓などを身に着けている。馬にも飾りがつけられており、有力者かその従者と推測される。

 古墳は前方後円墳とみられ、土砂採取のため1953年に壊された。その際に出土した破片を、大学で考古学専攻だった伊勢崎市の僧侶松村一昭さん(76)が持ち帰り保管。3年前に復元した。

 博物館は、人が馬に乗った埴輪の復元は全国でこれまで数例しかないとしている。復元された埴輪は、博物館の開館30周年記念展で7月4日から一般公開される。

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