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荻外荘の庭を部分開放/荻窪の近衛文麿旧宅

2015/04/09 17:31

 部分開放された荻外荘の庭=東京都杉並区
 部分開放された荻外荘の庭=東京都杉並区

 第2次世界大戦中の首相だった近衛文麿(1891〜1945年)の旧宅「荻外荘」(東京都杉並区)の庭がこのほど、部分的に開放された。同区は今後敷地全体を公園にする方針で、文化財指定も目指している。

 荻外荘は27年完成。設計は築地本願寺や明治神宮などを手掛けた伊東忠太。元は高名な医師、入沢達吉の邸宅だった。近衛は37年に別荘として購入し、40年には第2次近衛内閣の事実上の組閣本部になった。荻外荘と命名したのは西園寺公望元首相といわれる。

 「荻外荘公園」(仮称)として今回開放されたのは、敷地全体の約3分の1にあたる約2300平方メートル。一面に芝生が植わり、子どもが一輪車に乗ったり走り回ったりして遊ぶそばでは、お年寄りがゆっくりと日なたぼっこを楽しむ。一段高い所にある未開放の建物や屋敷林もフェンス越しに眺められる。

 組閣の舞台になった客間を含む一部の建物は戦後の60年、豊島区内の天理教東京教務支庁に移築された。杉並区はこれを再移築して元の姿を回復したい考えで、現在天理教と交渉中。

 杉並区みどり公園課によると、開放した南側は地域のイベントなどにも活用する考え。北側部分はこれから、文化財にふさわしい整備の仕方を考えていきたいという。

 最寄り駅はJR中央線と東京メトロ丸ノ内線の荻窪駅。大田黒公園(音楽評論家大田黒元雄の邸宅跡)、角川庭園(角川書店創設者角川源義の邸宅跡)などの由緒ある施設にも近い。開園は午前9時から午後5時まで。無料。年末年始は休園。

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