島根県浜田市の県立大1年平岡都さん=当時(19)、香川県坂出市出身=が行方不明となり、広島県の山中で遺体が見つかった事件で、島根・広島両県警合同捜査本部の捜査員が9日、取材に応じ「一日でも早く逮捕の報告をして被害者の無念を晴らしたい」と語った。26日で事件発生から3年を迎えるのを前に、空き家を捜査する様子なども公開した。

 取材に応じたのは、島根県警本部捜査1課の松木克則警部(44)で、捜査が難航している状況を踏まえ「手掛かりが少ない中で、情報は貴重で有効。事件当時、不審に思ったことがあれば、知らせてほしい」と情報提供を訴えた。

 捜査本部は浜田署3階の会議室にあり、平岡さんの写真や捜索場所の地図が示され、捜査員が情報提供の電話を受けた。

 公開された捜査では、捜査員2人が、平岡さんが住んでいた学生寮から約10キロ離れた浜田市宇野町の空き家を訪問。管理人の男性に施錠の状態を確認したほか、窓が割られていないか、人が立ち入った形跡がないかなどを見て回った。

 事件は2009年10月26日夜、平岡さんが同市内のアルバイト先を出た後、足取りが途絶え、同11月6〜9日に広島県北広島町の臥竜山で切断された頭部や胴体などが見つかった。

 捜査本部では、これまで約15万人の捜査員を投入しているが、有力な手掛かりはつかめておらず、公的懸賞金制度を活用し、情報提供を呼び掛けている。