犯人逮捕に向け情報提供を呼び掛ける真鍋さん(中央)ら=香川県琴平町

犯人逮捕に向け情報提供を呼び掛ける真鍋さん(中央)ら=香川県琴平町

 懸賞金制度の対象となっている香川県内の未解決殺人事件3件について、香川県警は2日、香川県琴平町など香川県内4カ所で情報提供を求める街頭活動を行った。香川県警の捜査員や遺族らがチラシ計2千枚を配り、犯人逮捕に向けた協力を呼び掛けた。

 同制度は、殺人罪などの公訴時効廃止を受け、香川県警察協会(会長・藤本県警本部長)が2010年に創設。被害者の会を資金援助し懸賞金を支払うもので、情報の受付期間は1年更新。

 対象事件は、旧琴南町の女子高生殺人遺体遺棄(1997年3月)▽坂出市の女性経営者殺害(同年12月)▽東かがわ市の女性元幼稚園長殺害(05年3月)−の3事件。8月1日から1年間、有力情報の提供者にはそれぞれ100万円が贈られる。

 この日、香川県琴平町のスーパー前で行われた街頭活動には、旧琴南町の事件で当時16歳の娘を亡くした真鍋明美さん(63)=香川県三豊市=と藤本本部長、寒川雅隆琴平署長ら約20人が参加。買い物客らに「どんなことでもいいので情報提供をお願いします」と声を掛けた。

 真鍋さんは「成長した娘の顔を想像しようとしても、できない。娘の時間は止まったまま」と無念さをにじませ、「犯人は自首して、娘に『済まなかった』と手を合わせて」と訴えた。

 香川県警によると、懸賞金制度創設後、3事件で計46件の情報があったが犯人に結びつくような有力な情報は寄せられていない。情報提供は県警捜査1課〈0120(120)016〉。