県内の上半期声掛け事案発生数

県内の上半期声掛け事案発生数

 県内で5月以降、小学生以下の子どもへの「声掛け事案」が急増している。5、6月に県警へ通報・相談があった件数は、同時期としては過去10年間で最多の43件。1〜4月の合計34件を上回り、上半期の合計を過去10年間で2番目に多い77件まで押し上げた。県警人身安全対策課は「5月に発生した新潟市の女児殺害事件が保護者や住民の意識を高め、件数の増加につながった」とみている。

 同課は「1人になることも多い下校時はもちろん、登校時や塾の帰り、公園などで遊んでいる最中も注意が必要。複数人でいても声を掛けてくる場合がある。人けがない場所や遅い時間帯などは特に警戒してほしい」と呼び掛けている。

 まとめによると、過去10年間の上半期に通報、相談があった小学生以下への声掛け事案は12年の86件をピークに3年連続で減少。16年から再び増加に転じ、17年は74件だった。

 今年は4月末時点で前年同期比13件減の計34件と少なかったが、5月以降に▽遊具で遊んでいた男子が声を掛けられた▽下校中の女子が後をつけられた▽下校中の女子がデジタルカメラを向けられた―などの通報・相談が相次いだ。5月16件、6月27件となり、上半期の合計は17年の74件を上回る77件に上った。

 一方、上半期の中学生への声掛け事案は前年同期比15件減の31件で、3年ぶりに40件を下回った。

 中学生も含めた上半期の声掛け事案108件の傾向をみると、登下校中に被害に遭ったケースが7割以上を占める77件。時間帯別では午後4時台の29件が最も多く、同3時台が21件、午前7時台が18件、午後5時台が14件と続いた。市町別では、直島町以外のすべての市町で発生した。