消費者問題への理解を深めたシンポジウム=高松市、サンポートホール高松

消費者問題への理解を深めたシンポジウム=高松市、サンポートホール高松

 消費者問題に対する意識向上などを目的にしたシンポジウムが18日、高松市のサンポートホール高松で開かれた。立正大心理学部の西田公昭教授が心理学の観点から詐欺や悪質商法への対策について講演し、「詐欺は誰でもだまされることをしっかり意識することが必要」と訴えた。

 シンポは、消費者庁の新拠点「消費者行政新未来創造オフィス」が徳島県庁に昨年開設されたのを機に、同庁と香川県が開催。約130人が参加した。

 西田教授は、特殊詐欺について「自分は大丈夫」と考える人が多く、だます側はそこを突いてくると強調した。被害を防ぐ心構えを「さっと警戒モードに切り替える」「すぱっと怪しさに気付く」「そく誰かに相談する」などと「さしすせそ」の語呂合わせで分かりやすく紹介し、「お金を要求されたら、この合言葉を思い出してほしい」と呼び掛けた。また、「知識だけでは不十分で、防犯訓練のように詐欺対策にも練習が必要」と述べた。

 その上で個人レベルの対応だけでなく、行政と警察の連携や関係業界の対策の強化により、社会的な環境を整備していくことが大切とした。

 このほか、県くらしの見守り隊観音寺支部の高岡令子会長による活動状況の報告などもあった。