被害が後を絶たない特殊詐欺ですが、個人でできる対策があります。

 一つは「コミュニケーションを高める」です。「息子や孫と話すのは久しぶり」「恥ずかしくて誰にも相談できない」。犯人グループはこうした点につけ込み、被害者をだまそうとします。日頃から家族や知人とコミュニケーションを取り、相談できる関係を築きましょう。家族だけの合言葉を考えたり、不審な電話がないか定期的に確認したりするのも有効です。

 特殊詐欺被害のきっかけは、多くが一本の電話からです。そのため、自宅の固定電話を工夫するのも効果的です。

 不審な電話に出なければ被害に遭いにくくなります。留守番電話に設定し、ナンバーディスプレーを活用しましょう。知らない番号には出ないでください。また、固定電話に接続する装置で、通話状態になる前に相手に警告メッセージを流す「撃退装置」の設置も効果が期待できます。