県内の侵入盗認知件数

県内の侵入盗認知件数

 県内で今年、住宅などを狙った「侵入盗」の被害が相次いでいる。県警によると、1〜3月の認知件数は153件で、前年同期(99件)の約1・5倍。住宅を狙った手口では留守中を狙う「空き巣」が最も多いほか、就寝中の人が多い夜間に侵入する「忍び込み」が大幅に増えたのが特徴。住宅以外では事務所を狙った手口が倍増している。

 県警は「ゴールデンウイーク中は外出の機会が増え、事務所を長期間空ける企業も多い。戸締まりなどの防犯対策を強化してほしい」と呼び掛けている。

 県警によると、県内の年間の侵入盗認知件数は、2279件だった2003年以降、減少を続けていたが、昨年、14年ぶりに前年を上回った。今年も3月末時点で前年同期より54件増え、約1・5倍のペースで推移している。

 今年1〜3月の認知件数の内訳は住宅が83件、住宅以外が70件。住宅を手口別でみると、空き巣が前年同期比3件減の44件、夜間の忍び込みが同32件増の37件、家人の隙を狙い、在宅中の日中に犯行に及ぶ「居空き」が同3件減の2件。

 住宅以外の被害は、事務所が同9件増の16件で最も多く、次いで倉庫が同4件増の11件だった。

 県警によると、侵入盗に狙われやすいのは、マンションよりも戸建て住宅。鍵をかけていない窓や玄関、勝手口などから侵入されるケースが目立つ。

 忍び込みや居空きについても、在宅中だからと施錠していなかったため被害に遭うケースが多いという。事務所や倉庫では近年、現金だけでなく、転売目的で廃材などを狙うケースも目立っている。