中国銀行(岡山市)は30日、高松支店に勤めていた男性行員(31)が金融商品への運用名目などで顧客から預かった約2億円を着服したと発表した。同日付で懲戒解雇処分にした。今後、県警に業務上横領容疑で刑事告発する方針。既に同行と元行員が全額を弁済している。

 中国銀行によると、男性行員は2015年7月〜17年10月、高松支店で担当した県内の30〜70代の個人客8人と2法人から、金融商品を購入する名目で普通預金の払戻伝票を預かり、現金を不正に出金するなどして約2億円を着服した。

 同行の調査に事実を認め、理由について「ギャンブルや外国為替証拠金取引(FX)などで損失を出し、穴埋めするために流用した」と説明しているという。

 顧客の口座に金融商品の利息分の代金を振り込むなどして発覚を免れていた。11月8日から休暇を取得した際、顧客から高松支店に運用状況への問い合わせがあり、発覚した。元行員は12年11月から高松支店に勤務していた。同行は宮長雅人頭取らを減給25%(2カ月)などの処分とした。

 宮長頭取は岡山市で記者会見し「心より深くおわびする」と述べた。